建築家

建築家隈研吾の建築作品14選

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隈研吾とは?

  • 1954 生誕
  • 1979 東京大学大学院修了
  • 1979 日本設計就職
  • 1990 隈研吾建築都市設計事務所設立
  • 1997 日本建築学会賞作品賞受賞
  • 2009 東京大学教授に就任

隈研吾は、木材をふんだんに使用した日本的な建築を数多く手がけることで知られる建築家である。

代表作としては、「サニーヒルズ」「根津美術館」「那珂川町馬頭広重美術館」などが挙げられる。

最近では、2021年に開催された東京オリンピックのメインスタジアム「国立競技場」を手掛けたことでも話題となった。

那珂川町馬頭広重美術館

  • 所在地:栃木県那須郡馬頭町馬頭
  • 竣工 :2000年3月
  • 用途 :美術館
  • 構造 :RC造 S造
  • 階数 :地下1階 地上2階
photo by japanese_craft_construction/CC BY 2.0

那珂川町馬頭広重美術館は、栃木県那須郡に建つ、江戸時代の浮世絵師「歌川広重」の作品を収めた美術館である。

コンセプト「広重の芸術と伝統を表現する、落ち着きのある外観」

このコンセプトを基に、日本家屋的な切妻屋根の建物が、細い木製ルーバーによって覆われた、伝統的ながら芸術性のある建造物がつくられている。

サニーヒルズ

  • 所在地:東京都港区南青山
  • 竣工 :2013年12月
  • 用途 :店舗(物販)
  • 構造 :RC造 木造
  • 階数 :地下1階 地上2階

サニーヒルズは、東京都南青山という大都会の裏道に突如として現れる、パイナップルケーキのお店である。

「地獄組」といわれる日本伝統の木組みによって構成される外観は、日本らしい雰囲気をつくりながらも、異彩を放った構成となっている。

この地獄組は、障子などの伝統建具に用いられる構造であり、一度組むとなかなか外れないことからこの名前が付けられている。

TOYAMAキラリ

  • 所在地:富山県富山市西町
  • 竣工 :2015年4月
  • 用途 :複合施設
  • 構造 :S造
  • 階数 :地下1階 地上10階

TOYAMAキラリは、旧百貨店の敷地に建つ再開発ビルである。

再開発ビルという堅いイメージのものに対して、「ゆるい」再開発ビルにすることを隈研吾は目標とした。

建築としては、3種類のパネルによるきらきらとした外観、スギルーバーによって囲われた斜めに伸びる吹き抜け空間などが特徴的である。

高尾山口駅

  • 所在地:東京都八王子市高尾町
  • 竣工 :2015年4月
  • 用途 :駅舎
  • 構造 :S造 
  • 階数 :地上2階

京王線高尾山口駅は、東京西側の聖地である「高尾山」の最寄りに建つ駅舎である。

高尾山の自然豊かな環境と調和するように、スギをふんだんに利用した大屋根とコンコース空間が特徴的である。

木のぬくもりを感じる大屋根は、人を迎え入れる高尾山の門のような役割を果たしている。

国立競技場

  • 所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町
  • 竣工 :2019年11月
  • 用途 :競技場
  • 構造 :S造 SRC造 RC造
  • 階数 :地下2階 地上5階 塔屋1階

国立競技場は、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして、隈研吾氏によって建てられた建造物である。

このような巨大スポーツ施設は、日本に限らず世界的に見てもコンクリートや鉄による、どこか機械的な構造物が多い傾向がある。

しかし、この国立競技場では、積み重なる4層の軒庇+軒下の木ルーバーという構成によって温かく優しい空間がつくられている。

アオーレ長岡

  • 所在地:新潟県長岡市大手通
  • 竣工 :2012年2月
  • 用途 :複合施設
  • 構造 :S造 RC造  
  • 階数 :地下1階 地上4階 塔屋1階

アオーレ長岡とは、新潟県のJR長岡駅の近くにある、市庁舎・ホール・アリーナなどを併設したシティーホールプラザである。

最大の特徴は、地場産のスギルーバーによって囲われた「ナカドマ」という大空間。

この「ナカドマ」は、市民の生活と市役所などの公共空間が一体的に使用されることを目指し設計が行われた。

浅草文化観光センター

  • 所在地:東京都台東区雷門 
  • 竣工 :2012年2月 
  • 用途 :観光案内所
  • 構造 :S造 SRC造  
  • 階数 :地上8階 地下1階

木造住宅が7つ積み重なったような外観を持つ浅草文化観光センター

隈健吾氏の建築によく見られる、木製ルーバーもふんだんに使われている。

この特徴的な外観から、浅草という伝統のある街並みに溶け込みつつ、観光の拠点となるランドマークの役割を果たす建築となっている。

根津美術館

  • 所在地:東京都港区南青山
  • 竣工 :2009年2月
  • 用途 :美術館
  • 構造 :SRC造 S造
  • 階数 :地下1階 地上2階

東京港区という大都会の中にある緑豊かな根津美術館。ルーバーと深い軒によって構成されるアプローチ空間がとても魅力的である。

このアプローチ空間は、都会から自然の中へ、賑わいから静寂へ、気分を徐々に変えられるように考えデザインされている。

さらに、隈研吾氏が頻繁に用いるルーバーは木製のものが多いが、ここでは木材ではなく竹を使用しているという点も注目ポイントである。

高輪ゲートウェイ駅

  • 所在地:東京都港区港南
  • 竣工 :2020年3月
  • 用途 :駅舎
  • 構造 :S造
  • 階数 :地下1階 地上3階

高輪ゲートウェイ駅は2020年に開業した山手線の新駅である。山手線の駅としては、西日暮里駅以来49年ぶりの新駅となり、かなり注目を集めた。

通常の駅の場合、ホームとコンコース(駅内のホールを兼ねた広い通路)が別空間になっていて、ホームには低い屋根がかけられている。

しかし、高輪ゲートウェイ駅は、ホームとコンコースが吹き抜け空間によってつながっており、大きな一つの空間内に収まっている。

スターバックス リザーブ ロースタリー東京

  • 所在地:東京都目黒区青葉台
  • 竣工 :2019年2月
  • 用途 :飲食店・工場
  • 構造 :RC造 S造 SRC造
  • 階数 :地上4階 地下1階

スターバックス リザーブ ロースタリー東京とは、目黒川沿いという、地域に根付いた場所に位置するスターバックスのことである

外装設計は、建築家隈研吾氏が担当し、内装設計はリズ・ミューラーを中心とするスターバックス店舗設計部が行った。

ロースタリ―とは焙煎所を意味することから、このスターバックスでは、店内に巨大な焙煎機があり、工場を兼ねた店舗ともなっている。

スターバックス太宰府天満宮表参道店

  • 所在地:福岡県太宰府市宰府
  • 竣工 :2011年11月
  • 用途 :飲食店
  • 構造 :鉄骨造 木造
  • 階数 :地上1階

太宰府天満宮にあるこの木組みが特徴的なスターバックスも、隈研吾氏が手がけた作品である。

太宰府天満宮という歴史のある敷地に対して、景観や雰囲気を壊さないようなスターバックスが計画された

建築の特徴としては、奥側に細長い敷地に対して、光や風が流れるていくように、木材を斜めに組んでいきシームレスに奥まで続く空間が出来上がっている。

長崎県美術館

  • 所在地:長崎県長崎市出島町
  • 竣工 :2005年2月
  • 用途 :美術館 
  • 構造 :S造 RC造 SRC造
  • 階数 :地上3階

長崎県美術館は日本設計と隈研吾氏が共同で設計した美術館である。

古くから異国との交流の舞台となった「長崎港」の水際空間に位置しているため、敷地の中央には運河が横断し、運河を挟んで二つの棟が配置されている。

また、隣接する「長崎水辺の森公園」の一部であるため、植栽や屋上を芝などで緑化することにより公園と緑が連続した建築物となっている。

ところざわサクラタウン

  • 所在地:埼⽟県所沢市東所沢和⽥
  • 竣工 :2020年4月
  • 用途 :複合文化施設
  • 構造 :SRC造 S造 RC造
  • 階数 :地下2階 地上5階
ところざわサクラタウン

ところざわサクラタウンは、3つの棟が一体となって、ところざわに新たな活気のある街を形成している。

  1. ところざわサクラタウン本棟
  2. 角川武蔵野ミュージアム
  3. 武蔵野坐令和神社

ごつごつとした外観とは異なり、角川武蔵野ミュージアムの内部はこのように本であふれる魅力的な空間となっている。

最高8ⅿほどもある本棚によって囲われたこの空間は、「本棚劇場」と呼ばれ、知と遊びが融合したような空間となっている。

また、ここでは、30分に一度プロジェクションマッピングが行われ、幻想的な体験ができる施設ともなっている。

la kagu

  • 所在地:東京都新宿区矢来町
  • 竣工 :2014年9月
  • 用途 :物販 飲食
  • 構造 :鉄骨造
  • 階数 :地上2階

lakaguらかぐとは、新潮社の築46年にも及ぶ書籍倉庫を、広場やカフェ、ショップなどが内包する商業施設としてリノベ―ジョンした建物である。

「歴史のある本倉庫の感じを生かしたい」というクライアントの要望に対して、既存躯体の美しさを残したリニューアル案を隈研吾氏は提案した。

lakagu最大の魅力は、交差点と建物の間を立体的に繋ぐ、木製大階段による広場である。

最後に・・・

以上が隈研吾さんの有名作品10選でした。

木製ルーバーなど木材を使った外見に注目が集まりやすいですが、内部構成の工夫もしっかりとされている、隈研吾さんの建築の深さを知っていただけたらいいなと思います。

たけひこ
たけひこ

新国立競技場を設計以降さらに注目を集めているため、今後の隈さんの活動にも注目していきたいと思います!

ご覧いただきありがとうございました!!

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