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建築家内藤廣の建築作品10選

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photo by Micra/CC 表示-継承 3.0
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内藤廣とは?

  • 1950 横浜市に生まれる
  • 1974 早稲田大学理工学部卒業
  • 1976 早稲田大学大学院修了
  • 1979 菊竹清訓建築設計事務所勤務
  • 1981 内藤廣建築設計事務所設立
  • 2003 東京大学教授

内藤廣ないとうひろしとは、多くの公共建築や文化施設などを手掛ける、日本を代表する建築家である。

代表作としては、「海の博物館」「牧野富太郎記念館」「島根県芸術文化センター」などが知られ、屋根天井などに木材をふんだんに使用した建築を多く手がける。

また、建築に関する著書も多く手がけており、文筆家・思想家としても知られている。

鳥羽市立海の博物館

  • 所在地:三重県鳥羽市浦村町
  • 竣工 :1992年
  • 用途 :博物館、収蔵庫など

海の博物館は、三重県鳥羽市の浦村湾沿いに建つ博物館である。

収蔵庫、展示棟、カフェテラスなどからなり、それらが複数の棟に分かれて広い敷地に分散配置されている。

2枚目の写真にある木造架構による内部空間が特徴的で、建築の教科書などにもよく取り上げられるほど有名な作品である。

内藤廣はこの作品で日本建築学会賞作品賞を受賞、これをきっかけとして日本で活躍していくこととなる。

牧野富太郎記念館

  • 所在地:高知県高知市五台山
  • 竣工 :1999年3月
  • 用途 :博物館

牧野富太郎記念館は、高知市は牧野植物園の中心に建つ、展示室や資料室、レストランなどを収めた複合施設である。

コンセプト「建物を環境に溶け込ませる」

このコンセプトを基に、地形や周辺環境と一体となるような有機的な建築がつくられている。

三角屋根(切妻屋根)によるシンプルな形態の建築を多く手がけていた内藤氏の分岐点となる作品でもある。

島根県芸術文化センター

  • 所在地:島根県益田市有明町
  • 竣工 :2005年9月
  • 用途 :劇場 美術館

島根県芸術文化センターは、島根県益田市に建つ美術館や劇場、レストランなどが併設した大型複合施設である。

愛称「グラントワ」

フランス語でグラントワ(Grand Toit)は「広い屋根」を意味する。

この名の通りこの施設は、日本の伝統的な屋根形式である大きな「切妻屋根」で覆われた建物が連続している。

さらに、通常屋根にのみ用いる瓦を外壁にも用い、耐久性を付加しつつ、他に見たことのない独特な外観を作り出している。

とらや赤坂店

  • 所在地:東京都港区赤坂
  • 竣工 :2018年8月
  • 用途 :売場、喫茶など

「とらや」赤坂店とは、港区赤坂の南青山通り沿いに建つ、老舗和菓子屋「とらや」赤坂店舗のことである。

内藤廣氏は、10年以上前から「とらや」の仕事に関わっており、過去には静岡の「とらや工房」、京都の「とらや京都店」なども手掛けている。

建築の概要としては、建物を覆う扇形の大屋根、木材をふんだんに使用した内部空間などが特徴的。

赤坂という都心部にありながら、必要最低限の高さに抑えた建物構成が高く評価されている。

安曇野ちひろ美術館

  • 所在地:長野県北安曇野郡
  • 竣工 :1996年6月
  • 用途 :美術館

安曇野ちひろ美術館は、長野県安曇野にある、絵本画家「いわさきちひろ」の作品などを展示する美術館である。

コンセプト「1日滞在型の施設」

このコンセプトを基に、北アルプスの山々が背景に見える、豊かな自然環境を生かし、長時間滞在できる様々な工夫がなされた建築がつくられている。

この建物も、内藤廣氏らしい「切妻屋根」「木造屋根架構」によって構成されている。

ちひろ美術館・東京

  • 所在地:東京都練馬区下石神井
  • 竣工 :2002年6月
  • 用途 :美術館

ちひろ美術館は、東京都練馬区石神井に建つ、絵本作家「いわさきちひろ」の作品を展示する美術館である。

コンセプト「旧館の記憶をつなぐ」

このコンセプトを基に、1977年から増築を繰り返していた旧館を踏襲したような建築が作り出されている。

ひとつ前に紹介した分館「安曇野ちひろ美術館」を手掛けていたこともあり、引き続き内藤廣氏が本館の建て替えを担当した形である。

最上川ふるさと総合公園センターハウス

  • 所在地:山形県寒河江市
  • 竣工 :2001年12月
  • 用途 :公園管理施設

山形県寒河江市「最上川ふるさと総合公園」の中に建つ、ギャラリーや事務室などを収容したセンターハウス。

この施設は、2002年に開催された「第19回全国都市緑化やまがたフェア」の主会場の一つとして建設されたものである。

「ランドスケープと機能性を重視したガラス建築」

このようなコンセプトを基に、山や川、緑に囲われた豊かな周辺環境と呼応した建築が計画された。

内藤建築とは思えない、ガラスを大胆に使った構成であるが、これは依頼主の要望「温室のようなガラス建築」に応えた結果であるそう。

旭川駅

  • 所在地:北海道旭川市宮下通
  • 竣工 :2012年1月
  • 用途 :駅舎

旭川駅は北海道旭川市にある駅舎であり、JR北海道の鉄道高架化に伴う建て替えにより2011年に新駅舎が完成した。

コンセプト「駅らしい駅」「川のある駅」

このコンセプトを基に、隣に流れる忠別川を意識しながら、大胆な架構の大屋根に覆われた駅らしい駅舎が計画された。

全長180mに及ぶ大屋根を支える樹状の柱が特徴的で、外から見るとガラスに柱が透け、まるで木が並んでいるように見える。

日向市駅

  • 所在地:宮崎県日向市上町
  • 竣工 :2008年2月
  • 用途 :駅舎

日向市ひゅうがし駅は、宮崎県日向市に建つ駅舎で、JR日豊本線の高架化ともなって新築された。

「地元産のスギ材を使用した駅舎」

このコンセプトを基に、駅舎のあらゆるところに地元産のスギ材が使用され、木のぬくもりを感じる豊かな空間がつくられている。

スギ材は本来、大規模建築の構造材としては使われないが、日向市駅では技術を結集し、屋根の構造材としてのスギ材利用を実現している。

高知駅

  • 所在地:高知県高知市栄田町
  • 竣工 :2009年1月
  • 用途 :駅舎

今回紹介する高知駅は、2008年に完成したJR四国の新駅舎であり、今回のもので三代目となる。

愛称「くじらドーム」

この愛称ように、有機的な大屋根をつくる架構はクジラのようにダイナミックな構成となり、雄大な黒潮の水平線を望む高知らしい駅舎が完成している。

高知駅でも一つ前に紹介した「日向市駅」と同様に、スギ材を屋根架構として使用している。

最後に・・・

以上が建築家内藤廣の建築作品10選でした。

切妻屋根やガラス張りなどシンプルな外装と、木材をふんだんに使用した内装のコントラストが美しい建築が多かったと思います。

たけひこ
たけひこ

気になった建築があれば、是非一度訪れてみてください!!

ご覧いただきありがとうございました。

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