みなさんこんにちは、本サイト・建築LIFEを運営している「たけ」です。
本州のほぼ中央に位置し、石川県の県庁所在地かつ日本の中枢中核都市でもある「金沢市」。
そんな金沢市には、国内のみならず世界的にも有名な「21世紀美術館」を始めとして、数多くの魅力的な建築物がそこかしこに点在しています。
そんな、建築の聖地「金沢市」に建つ、有名建築を今回はご紹介します!
金沢市の有名建築物10選【SANAA・谷口吉生・仙田満など】
1.金沢21世紀美術館【SANAA】

金沢21世紀美術館は、21世紀の新しいモデルになることを意図して設計された、市立美術館である。
設計を務めたのは、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット「SANAA」。
コンセプト「明るい開放的な美術館」
美術館全体として年々減少する来館者数に対して、21世紀にはどのようなことが求められているのか、このことを重点添え設計されたのが、この21世紀美術館である。
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2.金沢駅【白江龍三】




金沢駅東口広場は、石川県金沢市にある日本で最も美しいと言われる駅前広場である。
実際に金沢駅は、アメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」で世界で最も美しい駅14選に、日本で唯一選出された。(6位)
設計を務めたのは、日本大学理工学部出身の建築家白江龍三。
コンセプト「駅を降りた人に傘を差しだすおもてなしの心」
建築としては、鼓をモチーフとした「鼓門」とガラス張りによる大空間「もてなしドーム」の対比が魅力的な構成になっている。
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3.鈴木大拙館【谷口吉生】




鈴木大拙館は、金沢出身の仏教哲学者「鈴木大拙」の書籍・原稿・写真などを展示するために建てられた博物館である。
設計を務めたのは、国内外で多くの美術館や博物館を手掛ける建築家「谷口吉生」。
コンセプト「鈴木大拙の思想に触れる回遊空間」
仏教哲学者の作品を展示するという特殊性を、日本伝統の空間構成と回遊的空間構成を用いて建築に落とし込むことで、豊かな空間が形成されている。
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4.谷口吉郎・吉生記念金沢建築館【谷口吉生】




金沢建築館は、金沢で生まれ育った建築家「谷口吉郎」の住居跡地に建てられた、建築と都市をテーマにした博物館である。
設計を務めたのは、谷口吉郎の長男であり、父と同様に世界的建築家でもある「谷口吉生」。
コンセプト「建築・都市を考える博物館」
このコンセプトを基に、歴史的建造物や多くの美術館・博物館が街中に点在する建築都市「金沢」から、世界へ建築文化を発信するための施設が完成している。
5.金沢海みらい図書館【シーラカンスK&H】




金沢市には、大規模な図書館がいくつも存在することで知られているが、この金沢海みらい図書館は「玉川図書館」や「泉野図書館」などに次いで4番目に建てられた市立図書館となっている。
設計を務めたのは、工藤和美と堀場弘による建築ユニット「シーラカンスK&H」。
コンセプト「本と人と空間の共存」
このコンセプトを基に、内部の大空間と無数の丸い採光窓によって、森の木漏れ日の中で同時に多くの人が読書をするかような、魅力的な空間が形成されている。
6.石川県立図書館【仙田満】




石川県立図書館は、2021年11月に閉館した旧館に代る形で、2022年7月に新たに開館した県立図書館である。
設計を務めたのは、児童向けの施設を多く手がけることで知られる建築家「仙田満」。
コンセプト「めぐる めくる めくるめく図書館」
このコンセプトを基に、あらゆる人が図書館を自由に「めぐり」、本を自由に「めくる」ことによって「めくるめく」体験ができるような施設が完成している。
7.石川県金沢港大野からくり記念館【内井昭蔵】




からくり記念館は、金沢市が生んだからくり師「大野弁吉」の業績の顕彰と、からくりの世界の収集展示を目的に建設された博物館である。
設計を務めたのは、戦後の日本建築史を代表する建築家「内井昭蔵」。
コンセプト「からくりを象徴する建築」
このコンセプトを基に、「からくり」の世界観を有機的な木組みによって表現したダイナミックな建築物が完成している。
8.金沢市立玉川図書館【谷口吉生・谷口吉郎】








玉川図書館は、昭和5年に「大礼記念金沢市立図書館」として開館し、昭和54年に現在の玉川町に移転した、金沢市で最も歴史のある図書館である。
設計者は谷口吉郎・吉生親子であり、後にも先にも親子で共同設計をした建築作品は、この玉川図書館のみとなっている。
コンセプト「赤レンガを媒介にした2つの建物の融合」
建物はシンプルなデザインの「本館」と外壁の赤レンガが象徴的な「別館」に分かれているが、本館の中庭などに赤レンガを使用するなど、両者を関連付ける工夫がいくつもなされているのが特徴的。
9.本多の森ホール【黒川紀章】




本多の森ホールは、もともと兼六園野球場があった扇形の敷地に、1977年新しく建設されたコンサートホールである。
設計を務めたのは、日本を代表する建築家「黒川紀章」。
コンセプト「扇形の継承」
旧野球場によって形成された扇形の敷地は、コンサートホールという新しい用途の形態として最適であったため、黒川紀章はその敷地形状ををそのままボリュームとして立ち上げた。
10.いしかわ総合スポーツセンター【池原義郎】




いしかわ総合スポーツセンターは、国際競技の開催から日常利用まで、幅広い目的をもって建設された、石川県立のスポーツ施設である。
設計を務めたのは、「西武園遊園地」や「西部ライオンズ球場」など大規模な建築を多く手掛ける建築家「池原義郎」。
コンセプト「ゆるやかに直列する大空間」
このコンセプトを基に、メインアリーナ・サブアリーナ・プールといった必要機能を直線状に配置し、全長233mの大屋根で覆うことで、独立しつつ連続した新しい競技空間が目指されている。
金沢までのアクセス
東京から金沢までのアクセス方法を「料金」「移動時間」などを基に比較してみました。
気になった方は以下の記事をご参照ください。




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