建築家

建築家坂茂の建築作品10選

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坂茂とは?

  • 1957 東京に生まれる
  • 1977 南カリフォルニア建築大学
  • 1980 クーパー・ユニオン建築学部
  • 1982 磯崎新アトリエに在籍
  • 1985 坂茂建築設計設立
  • 1999 ニューヨークに事務所開設
  • 2004 パリに事務所開設
  • 2014 プリツカー賞受賞

坂茂とは、日本・パリ・ニューヨークに3つの設計事務所を持ち、世界中で活躍されている建築家である。

代表作としては、「静岡県富士山世界遺産センター」「ポンピドゥーセンターメス」「紙のカテドラル」などが挙げられる。

また、坂茂はトイレットペーパーの芯などに用いられる「紙管」を建築材料として使用し、今までに見ないような空間をつくる建築家としても有名である。

ポンピドゥー・センター・メス

  • 所在地:フランス・メス市
  • 竣工 :2010年4月
  • 用途 :美術館
  • 構造 :コンクリート造 S造 W造

ポンピドゥーセンターメスは、1977年に開館した「パリ・ポンピドゥー・センター」の分館として、フランスのメス市に建てられた美術館である。

「最適性」と「象徴性」をあわせもった美術館

このデザインコンセプトを基に、展示空間として合理的な構成ながらも、メス市のシンボルとなるような建築がつくられている。

静岡県富士山世界遺産センター

  • 所在地:静岡県富士宮市宮町
  • 竣工 :2017年11月
  • 用途 :博物館
  • 構造 :鉄骨造

静岡県富士山世界遺産センターは、2013年に世界文化遺産に登録された「富士山」を歴史、文化などの観点から広く伝えていくために建てられた施設である。

コンセプト「富士の水の循環と反映」

このコンセプトを基に建てられた「逆さ富士」型をした建物は、前面に設置された水盤に映し出されることで、富士山の虚像が出現する構成となっている。

紙のカテドラル

  • 所在地:ニュージーランド
  • 竣工 :2013年7月
  • 用途 :教会
  • 構造 :木造 一部鉄骨造

2011.2.22にニュージーランドに絶大な被害をもたらした、カンタベリー地震。

2011年といえば日本でも東日本大震災が発生し大変な時期であったが、災害支援活動を積極的に行っていた建築家坂茂ばんしげるは、仮設カテドラルの建設依頼を受け入れた。

この紙のカテドラルは、坂茂氏を象徴する紙管を用いて建てられ、震災前に建っていたクライストチャーチを踏襲した形状ともなっている。

アスペン美術館

  • 所在地:アメリカ コロラド州
  • 竣工 :2014年8月
  • 用途 :美術館
  • 構造 :RC造 W造 S造

アスペン美術館は、アメリカでもっとも有名なスキーリゾート地「コロラド州」に建つ現代美術館である。

コンセプト「アスペンらしい建築」

このコンセプトを基に、スキーをする時と同じような体験ができる動線計画が魅力的な美術館がつくられている。

ノマディック美術館

  • 所在地:東京都江東区青海1
  • 竣工 :2007年3月
  • 用途 :美術館
  • 構造 :鉄骨造

ノマディック美術館は、写真家グレゴリー・コルベールの作品を展示するために建てられた、移動式美術館である。

コンセプト「移動する建物」

このコンセプトを基に、モンゴルの遊牧民の移動式住居「ゲル」のように、あらゆる場所に移動しながら展示を行う新しい美術館が生まれた。

ラ・セーヌ・ミュージカル

  • 所在地:フランス・パリ
  • 竣工 :2017年1月
  • 用途 :多目的ホール
  • 構造 :RC造 木造 S造

ラ・セーヌ・ミュージカルは、パリ西部にあるセーヌ川の中洲であるセガン島に建てられた大規模な音楽複合施設である。

コンセプト「卵型ホールをシンボルに」

このコンセプト通り、卵型の大きなホールと周りに設置された船の帆のような太陽光パネルが人々の目を引く、シンボリックな建物が完成した。

大分県立美術館

  • 所在地:大分県大分市寿町
  • 竣工 :2015年3月
  • 構造 :S造 RC造 W造
  • 用途 :美術館

大分県立美術館は、「OPAM(オーパム)」の愛称で親しまれている大分市の美術館である。

コンセプト「市民に愛されるハコモノ建築」

このコンセプトを基に、従来の市民や街と断絶された閉じた美術館ではなく、市民や街の一部となるような美術館が完成している。

ホームページ:https://www.opam.jp/

ニコラス・G・ハイエック センター

  • 所在地:東京都中央区銀座
  • 竣工 :2007年4月
  • 構造 :S造 RC造 SRC造
  • 用途 :物販店舗 事務所

ニコラス・G・ハイエック センターは、銀座という世界一高価な商業地に建つ「スウォッチ・グループ」の本社ビル兼ショールーム施設である。

「銀座の中央通りと裏道をつなぐ」

このコンセプトを基に、1階部分に2つの道路を接続するパブリックな広場が設けられている。

このパブリック空間は3層吹き抜けの大空間になっており、壁面には緑と滝が設置され、銀座のオアシスともいえる空間がつくり出されている。

ホームページ:https://grandtourofswitzerland.jp/cms/770/?lang=jp

代々木深町小公園トイレ

  • 所在地:東京都渋谷区
  • 竣工 :2020年7月
  • 構造 :鉄骨造
  • 用途 :公衆トイレ

代々木深町小公園トイレは、代々木公園沿いにある代々木深町小公園内に建つ公衆トイレである。

トイレであるにもかかわらず内部が透けて見える構成が特徴であるが、これはオフィスなどでよく用いられる通電すると透明になるフィルムが使用されている。

つまり、人がいないときは透明、人がいるときは不透明になることで内部空間の清潔性や安全性を確認できるという公衆トイレの欠点を逆転の発想によって解決した建築となっている。

オメガ・スウォッチ本社

  • 所在地:Switzerland(スイス)
  • 竣工 :2019年3月
  • 構造 :木造 鉄筋コンクリート造
  • 用途 :事務所

オメガ・スウォッチ本社は、「スウォッチ本社」「Cité du Temps」「オメガファクトリー」という3つの棟からなるスイスにある施設である。

木造グリッドシェルとETFEフィルムによる、生物のような有機的形態を持った大屋根が特徴的で、全長は約250mにも及ぶ。

この大屋根によって覆われた内部空間は、木材の温かみを感じられながらも光であふれる豊かな空間となっている。

最後に・・・

以上が建築家坂茂の建築作品10選でした。

どの建築も、その地域の特性や課題をしっかりと考慮していながらも、木組み架構や紙管によって坂茂らしさが現れた魅力的な建築になっていたと思います。

たけひこ
たけひこ

是非一度、坂茂の建築を訪れてみてください!!

ご覧いただきありがとうございました。

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