みなさんこんにちは、たけです。
今回は、茨城県つくば市にある有名建築物5選をご紹介します。
菊竹清訓・谷口吉生・磯崎新といった有名建築家が手がけた作品を多数紹介しているので、是非最後までご覧ください。
では早速本題に入ります。
つくば市の有名建築物5選【菊竹清訓・谷口吉生・磯崎新など】
1.松見タワー【菊竹清訓】

松見タワーは、茨城県つくば市の松見公園内に建つ、高さ45mの展望施設である。
建築の設計は、メタボリズムの第一人者として知られる建築家「菊竹清訓」が担当した。
本施設は、展望塔の形状が栓抜きにも見えることから「栓抜き塔」の愛称で親しまれている。
さらに、松見タワーの下で池に張り出すように建っている「レストハウス棟」は、展望塔の垂直性と対比しているのだろうか、水平ラインをかなり強調しており、スタイリッシュでかっこいい。
4.つくばカピオ【谷口吉生】

つくばカピオは、茨城県つくば市に建つ、劇場や体育館などが入った多目的施設である。
建築の設計は、世界的建築家「谷口吉生」が担当した。
本施設最大の特徴は、写真左側にある、門型の構造体によって覆われた半屋外空間である。
この空間を覆う門構えは、高さ14m・幅83mの構造体となっており、魅力的な大空間を作り出している。
このような門構えは、「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」や「法隆寺宝物館」でも似たような構成が取られており、谷口吉生が好んで採用したデザインであることがわかる。
3.つくばセンタービル【磯崎新】
つくばセンタービルは、ホテル・コンサートホール・公民館など、複数の機能で構成される茨城県つくば市に建つ大型複合施設である。
建築の設計は、日本を代表する建築家「磯崎新」が担当した。
本施設は、L字型に配置された2棟の幾何学的な建物ももちろん魅力的なのだが、一番の魅力は外部空間にある。
写真3枚目に映る通り、L字型に配置された建物の内角部分には、ローマのカンピドリオ広場を引用した「楕円形のサンクンプラザ」が設置されており、都市に魅力的な公共空間を提供している。
ポストモダニズム建築の代表作としても名高い建築作品である。
建築詳細ページ

4.つくば国際会議場【坂倉建築研究所】
- 設計:坂倉建築研究所
- 住所:茨城県つくば市竹園
- 竣工:1999年
- 用途:国際会議場
- URL:公式ページ
つくば国際会議場は、茨城県つくば市に建つ国際会議場である。
建築の設計は、坂倉準三によって設立された設計事務所「坂倉建築研究所」が担当した。
特殊なコの字型の平面形状をした本施設では、ホールや会議室など大小さまざまな空間を、4層吹き抜けのエントランスホールを中心として配置。
さらに、大きなガラス面を持ったエントランスホールの天井には、楕円形のトップライトが設けられており、光のあふれる魅力的なアトリウム空間を形成している。
5.筑波山おもてなし館【時空遊園】

筑波山おもてなし館は、茨城県つくば市北端にある標高877mの山「筑波山」の中腹に建つ、休憩所施設である。
建築の設計は、茨城県つくば市の設計事務所「時空遊園」が担当した。
本施設の構造には、柱と梁によって構成される木造軸組工法が採用されているが、本来なら建物内部に設置する耐震壁をすべて外部に出すことによって、内部と外部の境界を曖昧にしている。
また、耐震壁や建具はこげ茶色に仕上げることによって周辺環境に溶け込ませつつ、屋根部分を白色で仕上げることによって、建物の存在感を適度に強調する効果をもたらしている。
茨城県全体の有名建築物

今回はこれで以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。