所沢市の有名建築物7選【隈研吾・中村拓志・池原義郎など】

みなさんこんにちは、たけです。

今回は、埼玉県所沢市にある有名建築物7選をご紹介したいと思います。

隈研吾・中村拓志・池原義郎といった有名建築家の作品を多数紹介しているので、是非最後までご覧ください。

では早速本題に入ります。

目次

所沢市の有名建築物7選【隈研吾・中村拓志・池原義郎など】

1.ところざわサクラタウン【隈研吾】

ところざわサクラタウンは、オフィス・商業施設・ミュージアムなど複数の機能からなる、埼玉県所沢市に建つ大型複合施設である。

建築の設計は、日本を代表する建築家「隈研吾」が担当。

本施設は、広大な敷地の中に「ところざわサクラタウン本棟(写真2枚目)」「角川武蔵野ミュージアム(写真3枚目)」「武蔵野坐令和神社(写真4枚目)」の3つの棟がそれぞれ独立して建てられている。

この中で最も印象的なのが、ごつごつとした大岩のような外観を持つ角川武蔵野ミュージアムである。

このミュージアムは外観もさることながら、立体的に積まれた本棚で構成される内部空間も、隈研吾らしさが存分にあふれた魅力的な空間となっている。

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2.狭山の森礼拝堂【中村拓志】

狭山の森礼拝堂は、埼玉県所沢市の狭山湖畔霊園内に建つ、豊かな自然に囲まれた礼拝施設である。

建築の設計は、隈研吾事務所出身の建築家「中村拓志」が担当。

建築全体は、日本伝統の住宅様式である「合掌造り」を用いて構成されているため、屋根架構のみで水平荷重と垂直荷重の両方を担うことができ、無駄な柱や壁のない、構造とデザインが一体化した空間が出来上がっている。

このように合掌造りで構成された本建築は、まるで人々が祈りをささげる時の手の形態のような、用途と意匠までもがリンクした見事な建築作品となっている。

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3.狭山湖畔霊園管理休憩棟【中村拓志】

  • 設計:中村拓志
  • 住所:埼玉県所沢市大字上山口
  • 竣工:2013年
  • 用途:事務所・休憩室
  • URL:公式ページ

狭山湖畔霊園管理休憩棟は、埼玉県所沢市にある狭山湖畔霊園の管理休憩棟として2013年に建設された建築物である。

建築の設計は、隈研吾事務所出身の建築家「中村拓志」が担当。

傾斜地に建てられた本施設は、円形平面で低い軒を持った平屋建て建築となっており、建物の外周部には日常世界との結界となる「水盤」が設置され、内部に静寂な非日常空間を生み出している。

また、黒で統一されたスタイリッシュな外観とは裏腹に、内部には前項で紹介した狭山の森礼拝堂と呼応するような、木の温もりであふれた空間がつくられている。

4.西武ライオンズ球場【池原義郎】

photo by Nesnad/CC 表示 4.0

西武ライオンズ球場は、その名の通り「埼玉西武ライオンズ」が本拠地として使用しているドーム球場である。

建築の設計は、早稲田大学で長年教鞭をとったことでも知られる建築家「池原義郎」が担当。

西武ライオンズ球場は、今でこそ「西武ドーム」という名で通っているが、開業から1997年までは野外球場として使用されていた。

しかし、1997年に「観客席上部だけにドーナツ型の屋根」を設置、次の年1998年に「グラウンド上部にも膜屋根」を設置し、ドーム球場に変身を遂げたのである。

既存の屋外球場に後から屋根を付加するというのは、日本でも異例の事態である。

5.西武遊園地【池原義郎】

photo by Kaze315/CC 表示-継承 4.0

西武遊園地は、1950年に開業した埼玉県所沢市に建つ遊園地である。

建築の設計は、早稲田大学で長年教鞭をとったことでも知られる建築家「池原義郎」が担当。

池原義郎は、既存遊園地の施設整備計画を担当し、「メリーゴーランド」「流れるプール」「レストラン・ショップ」などの設計を務めている。

2021年には、開業70周年を記念してリニューアルオープンされ、現在はその歴史のある風貌を活かして「昭和レトロ」をテーマにした遊園地として運営されている。

6.西武園競輪場【池原義郎】

photo by DS80s/CC 表示-継承 3.0

西武園競輪場は、西武遊園地に隣接する敷地に建設された、埼玉県所沢市の競輪場である。

建築の設計は、早稲田大学で長年教鞭をとったことでも知られる建築家「池原義郎」が担当した。

建築としては、「観客席」「レストラン」「選手宿舎」など、複数にコンプレックスしている諸施設をまとめ上げるように架かられた「浮遊するような大屋根」がシンボリックな外観を形成。

この大屋根は、膜と鉄骨が生み出す三角形のパターンによって構成されており、観客席に光を取り込みつつ、安定した構造を実現している。

7.所沢聖地霊園の礼拝堂・納骨堂【池原義郎】

photo by Wiiii/CC 表示-継承 3.0

所沢聖地霊園の礼拝堂・納骨堂は、埼玉県所沢市に建つ礼拝施設である。

建築の設計は、早稲田大学で長年教鞭をとったことでも知られる建築家「池原義郎」が担当。

まるで大地に埋め込まれたような「風景に溶け込む全体構成」と、一部顔を出す「宝形屋根(三角形を合わせたような屋根)」が特徴的な施設となっている。

この宝型屋根の内部が礼拝堂となっており、屋根頂部に設けられたトップライトから光が差し込み、神々しい礼拝空間が構成。

この建築は1974年に「日本建築学会賞作品賞」を受賞しており、池原義郎の代表作としても知られている。

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今回はこれで以上になります。

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