【建築解説】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館|谷口吉生

photo by 663highland/CC 表示 2.5

みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。

今回は、香川県丸亀市に建つ「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」の建築的特徴について解説していきたいと思います。

画家・猪熊弦一郎の作品を常設展示している現代美術館です。

是非最後までご覧ください。

目次

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の建築的特徴

画家・猪熊弦一郎の美術館

1902年に香川県高松市で生まれ、幼少期を丸亀市で過ごした洋画家・猪熊弦一郎。

壁画や包装紙のデザイン、抽象画、彫刻など様々な創作活動を行ってきた猪熊弦一郎だが、そんな彼の作品を専門的に取り扱っている美術館が故郷・丸亀市に存在する。

そう、それが今回紹介する「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」なのである。

1993年に逝去した猪熊弦一郎だが、彼の残した作品はここ丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にしっかりと収蔵・展示され、今もなお多くの人々に愛されている。

駅前に建つ現代美術館

左:美術館 右:丸亀駅 photo by 博柳/CC 表示 3.0

全国的にも珍しいのだが、猪熊弦一郎現代美術館はなんと、丸亀駅のすぐ隣に建てられている。

通常の場合、駅前広場は人通りが多いため、商売エリアとして商業施設や飲食店などが立ち並ぶことがほとんどなのだが、そんなエリアにこれほど大きな美術館建築が堂々と建てられているのである。

丸亀市は商売だけでなく、芸術の街としても発展していくぞ」と言う、丸亀市の強い意志を感じるような敷地設定だ。

そして、その丸亀市の強い意志を引き継ぐ形で美術館の設計を務めたのが、世界的建築家谷口吉生である。

設計者は世界的建築家・谷口吉生

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