尾道市内の有名建築物6選【谷尻誠・安藤忠雄・青木淳など】

みなさんこんにちは、本サイト・建築LIFEを運営している「たけ」です。

今回は、広島県尾道市の有名建築物6選をご紹介したいと思います。

尾道市は自然豊かな街であるのと同時に、谷尻誠や安藤忠雄、青木淳といった有名建築家が手がける魅力的な建築作品も数多く存在する地域になります。

本記事では、それら建築物の特徴をわかりやすく解説しているので、尾道観光をする際には是非本記事を参考にしてみてください。

では早速本題に入ります。

目次

尾道市内の有名建築物6選【谷尻誠・安藤忠雄・青木淳など】

1.ONOMICHI U2【谷尻誠】

  • 設計:谷尻誠
  • 住所:広島県尾道市西御所町
  • 竣工:2014年3月
  • 用途:ホテル併用店舗
  • URL:公式ページ

ONOMICHI U2は、日本初のサイクリスト向けに特化した複合商業施設である。

併設されているホテルでは、全室自転車が持ち込み可能で、壁にはサイクルハンガーが設置されているという、サイクリストからするとこれ以上にない充実したホテルとなっている。

建築の設計は、広島県出身の建築家「谷尻誠」が行った。

本施設は、もともと倉庫として利用されていた建物を、構造体はそのまま残しつつ内部を改装することによって商業施設へと転用している。

具体的には、既存の鉄筋コンクリート造の柱の間に、新たな鉄骨造の小さな建物をいくつも作ることで、倉庫の中に尾道特有の小さな街並み風景を再現した建築物となっている。

2.千光寺頂上展望台【AS】

photo by K.F./CC 表示-継承 4.0
  • 設計:AS
  • 住所:広島県尾道市東土堂町
  • 竣工:2022年
  • 用途:展望台・ロープウェイ駅舎
  • URL:建築詳細ページ

千光寺頂上展望台は、広島県尾道市にある千光寺山の山頂に建つ展望台施設である。

本建築は、青木淳品川雅俊による建築事務所「AS」が設計を担当。

建築全体は、全長63mの直線状の「展望デッキ」と、きれいな曲線を描く「螺旋階段」、展望デッキの端に設けられた「エレベーター」という3つの要素で構成されており、美しい尾道の街並みを眺めながら魅力的な空間体験ができる施設となっている。

千光寺の山頂へは、尾道特有の坂道を登ってくるか、バリアフリー化されたロープウェイで登ってくるかの2択なのだが、この展望デッキではその選択肢を「螺旋階段」と「エレベーター」という2つの要素に落とし込み、千光寺の体験を写し取ったかのような空間体験を作り出している。

建築詳細ページ

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3.尾道市立美術館【安藤忠雄】

photo by Wiiii/CC 表示-継承 3.0

尾道市立美術館は、尾道にゆかりのある画家の作品を中心に収蔵・展示等を行う公立美術館である。

建築の設計は、世界的建築家「安藤忠雄」が務めた。

本施設の開館は1980年だが、2003年に大規模なリニューアルを行い、その際には既存の日本伝統様式を持つ「本館」を改修しつつ、その前面に新たに「新館」を建設する形をとっている。

安藤忠雄によって新設された「新館」は、ガラスのファサードの中にコンクリートの展示室を収めた安藤忠雄らしい構成となっているが、建物上部には下から見ると切妻屋根のようにも見える庇が設置されており、周辺環境や既存棟との調和を図っていることが読み取れる。

4.メインダイニング エレテギア【中村拓志】

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