みなさんこんにちは、たけです。
今回は、栃木県宇都宮市に建つ有名建築物5選をご紹介したいと思います。
隈研吾・藤森照信・川崎清といった有名建築家の作品をわかりやすく解説しているので、是非最後までご覧ください。
では早速本題に入ります。
宇都宮市の有名建築物5選【隈研吾・藤森照信・川崎清など】
1.ライトキューブ宇都宮【隈研吾】

ライトキューブ宇都宮は、JR宇都宮駅に直結する形で建てられている、大中2つのホールと会議室群からなるコンベンション施設である。
建築の設計は、和風建築でおなじみの建築家「隈研吾」が担当。
施設全体は、容積率を重視する再開発ビルとしては珍しく、大きな広場が1階・2階・3階に設けられており、都市に豊かなくつろぎの空間を提供している。
さらに、建物の外構にはフランクロイドライトが旧帝国ホテルで使用したことで有名な「大谷石」のパネルと、隈研吾を象徴する「木ルーバー」を同一のスケール感で設置しており、外観に特定のリズムを付与している。
2.栃木県立美術館【川崎清】

栃木県立美術館は、栃木県にゆかりのある作家の作品を中心に収蔵・展示する施設として、栃木県宇都宮市に開館した公立美術館である。
建築の設計は、京都大学の名誉教授として知られる建築家「川崎清」が担当した。
施設全体は、反射率の高いガラスの「事務棟」と水平性の高い「展示棟」、そして両者の建物に囲われる形で配置されている「屋外展示広場」によって構成されている。
垂直性が高く現代チックな「事務棟」と、水平性が高く落ち着きのある「展示棟」の対比が魅力的な施設である。
映画『デスノート』のロケ地になったことでも知られている。
3.日環アリーナ栃木【梓設計・大成建設・安藤設計設計】

- 設計:梓設計・大成建設・安藤設計設計
- 住所:栃木県宇都宮市西川田
- 竣工:2021年
- 用途:観覧場
- URL:公式ページ
日環アリーナ栃木は、栃木県総合運動公園内の屋内水泳場と体育館を併設した観覧場として、2021年に建設されたスポーツ施設である。
建築の設計は、梓設計・大成建設・安藤設計設計が共同で行った。
本施設は、3つの箱型ボリュームが「交流の丘」と呼ばれる広場を囲うようにしてL字型に配置されており、公園と一体になった全体構成となっている。
また、建物本体は栃木県宇都宮市にある「大谷石採掘場」をイメージした重厚感のある外観となっている一方で、低層部分をガラス張りにすることによって浮遊感も演出。
重厚感と軽快さを兼ね備えたシンボリックな外観を形成している。
4.栃木県立博物館【日本設計】

栃木県立博物館は、考古・歴史・民族・美術・工芸など、栃木県に関する資料を総合的に展示する施設として1982年に竣工した博物館である。
建築の設計は、日本の大手組織設計事務所「日本設計」が担当した。
本施設は、宇都宮市にある栃木県中央公園の敷地内に建てられており、水平性の高い形態と石張りの外壁によって、公園の風景に自然と馴染むような落ち着いた外観を形成している。
また、建物中央に設けられた円筒型の棟が印象的だが、この内部はスロープ展示空間となっており、展示を眺めながら緩やかに次の展示空間へとたどり着くことができる、回遊的な動線計画がなされている。
5.コールハウス【藤森照信】

コールハウスは、栃木県宇都宮市の住宅街に建つ、木造2階建ての住宅建築である。
建築の設計は、自然と一体になった建築作品を数多く手がけることで知られる建築家「藤森照信」が担当。
この建築は一目見ただけだと、藤森照信らしさをあまり感じない一般的な建築作品に見えるが、実はこの建築では外観というよりは内部空間に特徴が現れている。
具体的に言うと、写真左下に変わった形をした開口部があるが、この中には床・壁・天井の境に直角がない、まるで「洞窟の中」のような空間がつくられている。
さらに、写真右上には茶室があり、外から梯子を上ってたどり着くという面白い動線が巡らされている。
栃木県全体の有名建築物

今回はこれで以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。