那須の有名建築物6選【隈研吾・石上純也・UAoなど】

みなさんこんにちは、たけです。

今回は、栃木県那須郡に建つ有名建築物6選をご紹介したいと思います。

隈研吾・石上純也・UAoといった有名建築家の作品を多数紹介しているので、是非最後までご覧ください。

では早速本題に入ります。

目次

那須の有名建築物6選【隈研吾・石上純也・UAoなど】

1.那珂川町馬頭広重美術館【隈研吾】

photo by japanese_craft_construction/CC BY 2.0

那珂川町馬頭広重美術館は、江戸時代の浮世絵師「歌川広重」の作品を収集・展示するために建てられた美術館である。

建築の設計は、和風建築でおなじみの建築家「隈研吾」が担当した。

コンセプト「広重の芸術と伝統を表現する、落ち着きのある外観」

このコンセプトを基に、日本家屋特有の切妻屋根を持った建物を細い木製ルーバーが覆う、伝統的ながら芸術性のある建築物が完成している。

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2.石の美術館【隈研吾】

photo by Wiiii/CC 表示-継承 3.0
  • 設計:隈研吾
  • 住所:栃木県那須郡那須町芦野
  • 竣工:美術館
  • 用途:2000年
  • URL:公式ページ

石の美術館は、米を貯蔵していた古い石蔵を再生利用して、石を使ったアート作品を展示するための美術館として生まれ変わらせた、栃木県那須町に建つ建築物である。

建築の設計は、和風建築でおなじみの建築家「隈研吾」が担当した。

建築全体は、地元産の芦野石を用いた組積造(一部鉄骨造)の建築物となっており、施設中央に建つ既存の石蔵の周りを池で囲い、さらにその池を囲い込むように低い塀が配置された全体構成となっている。

また、この周囲に配置された塀の内側には、一部屋内空間や通路が配置されており、施設全体として回遊性のある魅力的な美術館を形成している。

3.那須歴史探訪館【隈研吾】

photo by 麒麟坊/CC 表示-継承 3.0
  • 設計:隈研吾
  • 住所:栃木県那須郡那須町芦野
  • 竣工:2000年
  • 用途:資料館
  • URL:公式ページ

那須歴史探訪館は、那須町の歴史に関する資料を展示するための施設として、2000年に栃木県那須町芦野に建設された資料館である。

建築の設計は、和風建築でおなじみの建築家「隈研吾」が担当した。

施設全体は、陣屋裏門・土蔵・展示館の3つの棟で構成されており、主要棟となる展示館は中央に事務室やトイレなどのコアを集中させている。

その上で、外周部にサッシュを兼ねたスチール柱を配置することによって、透明度の高い展示空間を作り出している。

4.那須塩原市図書館・みるる【UAo】

photo by Asturio Cantabrio/CC 表示-継承 4.0
  • 設計:UAo
  • 住所:栃木県那須塩原市
  • 竣工:2020年
  • 用途:図書館
  • URL:公式ページ

那須塩原市図書館・みるるは、JR黒磯駅の西口広場に面する位置に建つ公立図書館である。

本施設は、栃木県出身の建築家・伊藤麻理が代表を務める設計事務所「UAo」が設計を担当。

建物全体を覆う「多面体の大屋根」によってシンボリックな外観を形成しつつ、屋根の裏面には木ルーバーを設置することによって、来館者を優しく包み込むような親しみ深い図書空間が完成している。

また、施設内部に設置された本棚や壁は、中心から外に向かって拡散するように放射状の配置がなされており、規則性のない多様な読書空間を作り出している。

5.塩原温泉湯っ歩の里【杉本洋文】

塩原温泉湯っ歩の里は、栃木県那須塩原市に建つ日本最大級の足湯施設である。

建築の設計は、神奈川県出身の建築家「杉本洋文」が担当。

本施設では、敷地中央に建つエントランス施設「歌仙堂」が、切妻屋根の木造架構によって象徴的な外観を形成しており、周辺地域のシンボル的存在にもなっている。

そして、歌仙堂の前面には、大きな楕円形の鏡池を囲うようにして「足湯回廊」が配置されており、周囲の豊かな自然環境を楽しみながら足湯も堪能できるという、魅力的なくつろぎ空間を作り出している。

6.ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」【石上純也】

photo by 663highland/CC 表示-継承 4.0
  • 設計:石上純也
  • 住所:栃木県那須郡那須町
  • 竣工:2018年
  • 用途:ボタニカルガーデン
  • URL:公式ページ

最後に紹介するのは建築ではなく「庭園」である。

ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」は、ガラス工芸や陶芸を楽しむことができる滞在型体験施設につくられた庭園となっている。

この施設は建築ではなく庭園であるが、設計は建築家の石上純也が担当している。

この庭園は、元々あった「318本の雑木林」の形状や大きさなどを1本1本調査した上で、計画的に再配置し、その間を縫うように「160個の池」を作ることで全体像が形成されている。

ここまで念入りに計画されたい庭園は、もはや建築と言えるのではないだろうか。

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今回はこれで以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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