北海道の安藤忠雄建築・全4作品【教会・文学館・商業施設など】

みなさんこんにちは、たけです。

今回は、北海道の安藤忠雄建築・全4作品をご紹介したいと思います。

北海道にある、教会・文学館・商業施設などの安藤忠雄建築をすべてご紹介しているので、是非最後までご覧ください。

では早速本題に入ります。

目次

北海道の安藤忠雄建築・全4作品【教会・文学館・商業施設など】

1.水の教会

  • 設計:安藤忠雄
  • 住所:北海道勇払郡占冠村字トマム
  • 竣工:1988年
  • 用途:教会
  • URL:公式ページ

水の教会は、北海道のほぼ中央に位置する巨大なリゾート地「星野リゾート トマム」内に建つ教会施設である。

コンクリートでできた箱型の建物が、人工湖に接するように配置されており、水深15㎝ほどの人工湖の中には十字架型をした鉄骨が設置されている。

また、コンクリートの建物の上に、四方をガラスに囲われたキューブ状の空間が乗っかっているのがわかると思うが、実はここはアプローチ空間となっており、来場者はまずこのガラス張りの空間を通ってから礼拝堂にたどり着くという空間の演出がなされている。

安藤忠雄は、教会建築を数多く手がけているが、その中でもこの「水の教会(北海道)」「光の教会(大阪)」「風の教会(兵庫)」の3作品は『安藤忠雄の教会三部作』とも呼ばれ、建築界ではかなり有名である。

2.真駒内滝野霊園頭大仏

  • 設計:安藤忠雄
  • 住所:北海道札幌市南区滝野2
  • 竣工:2015年
  • 用途:礼拝施設
  • URL:建築詳細ページ

真駒内滝野霊園頭大仏は、北海道札幌市「真駒内滝野霊園」内に建つ礼拝施設である。

高さ13.5mある大仏様が、コンクリートでできた「人口の丘」に覆いかぶされ、頭の先端だけが丘から飛び出すという、とんでもない構成になっている。

また、本施設、大仏様まで至るアプローチ空間も魅力の一つとなっており、前半は外に開けた広大な道を歩いていき、その道途中に配置されている水庭を回り込むと、最後に約40mに及ぶ薄暗いトンネルの道が伸びている。

そして、その暗いトンネルを抜けると、天からの光で神々しく照らされた大仏様が姿を見せるという壮大な構成になっている。

建築詳細ページ

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3.渡辺淳一文学館

photo by 663highland/CC 表示 2.5
  • 設計:安藤忠雄
  • 住所:北海道札幌市中央区南
  • 竣工:1998年
  • 用途:文学館・記念館
  • URL:公式ページ

渡辺淳一文学館は、日本の直木賞作家「渡辺淳一」の顕彰を目的として、彼の故郷・札幌に建設された文学館である。

1階には渡辺淳一の全作品が揃う「図書室」、2階には渡辺淳一に関する資料を公開した「展示室」、地下1階には小規模のコンサートホールが配置されている。

安藤忠雄はこの建築を「真っ白な雪の中で白鳥が片脚を上げて立っているようなイメージ」(公式サイト引用)で設計しているらしく、一本の斜材によって、一気に異質感を醸し出したコンクリート建築となっている。

4.北菓楼札幌本館

photo by MIKI Yoshihito/CC 表示 2.0
  • 設計:安藤忠雄
  • 住所:北海道札幌市中央区北
  • 竣工:2016年
  • 用途:商業施設
  • URL:公式ページ

北菓楼札幌本館は、北海道砂川の和洋菓子店「北菓楼(きたかろう)」の物販店舗として、北海道札幌市中央区に建てられた商業誌施設である。

1926年に北海道廳立図書館として建てられた歴史のある建物の前面道路に面した煉瓦壁だけを保存し、それ以外の部分は新築するという、特殊な改修が行われている。

そして、古い煉瓦壁と、新しい白壁が対立する内部空間に軽やかなヴォールト屋根をかけることによって、新旧が共存するおおらかな内部空間を作り出している。

また、内部の壁面の一部を本で埋め尽くすことによって、過去の記憶の継承まで行っている。

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今回はこれで以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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