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梅田スカイビル【原広司】

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梅田スカイビルとは?

左:ウェスティンホテル 右:梅田スカイビル

梅田スカイビルは、大阪府大阪市北区大淀中に位置する、高さ173mの超高層ビルである。

写真左にあるウェスティンホテル大阪と共に、複合施設「新梅田シティ」の中核をなしている。

設計を務めたのは、日本の建築家原広司はらひろし

設計コンセプト「都会の中にオアシスを」

このコンセプトを基に、二つの棟を空中庭園展望台が連結する特徴的な建物となっている。

たけひこ
たけひこ

そんな、梅田スカイビルの特徴を今回ご紹介します!

原広司とは?

  • 1936 川崎市に生まれる
  • 1959 東京大学工学部建築学科卒業
  • 1961 RAS設計同人設立
  • 1964 東京大学大学院修了
  • 1982 東京大学生産技術研究所教授

原広司は、世界中のあらゆる集落を訪れ、調査、研究をしている建築家。

代表作としては、「京都駅ビル」「札幌ドーム」などが挙げられる。

建築の可能性を追究した著書「建築に何が可能か」や、集落調査の考察をした著書「集落への旅」などの書物を発表する文筆家としても知られる。

建築の特徴

梅田スカイビルの建築的特徴としては、次のような点が挙げられる。

  1. 世界の建築TOP20に選出
  2. ガラス張りの2棟構成
  3. 2棟を上部で連結する「空中庭園展望台」
  4. 世界初の「リフトアップ工法」
  5. 展望台に開く直径30mの穴
  6. 展望台へと伸びるエスカレーター
  7. 360度大阪の景色を一望できる「スカイウォーク」

世界の建築TOP20に選出

梅田スカイビルは、世界的に有名な英紙「THE TIMES」で『世界の建築TOP20』に日本で唯一選出された。

他に選出された作品は、、、

  • パルテノン神殿 (アテネ)
  • コロッセオ (ローマ)
  • タージ・マハル (インド)
  • サグラダファミリア (バルセロナ)

など。歴史的な建造物が多く選ばれているため、比較的新しい梅田スカイビルの選出は世界的にも注目を集めた。

この影響か、梅田スカイビルは2017年に年間150万人の来場者数を達成したが、その75%が外国人であるという。

ガラス張りの2棟構成

梅田スカイビルは、「タワーイースト」と「タワーウエスト」の2棟構成となっている。

さらに、その2棟の大部分はガラスで覆われているため、青空や白い雲を反射して空に溶け込んでいるようにも見える。

この迫力のある構成は、梅田のランドマークにふさわしい外観を作り出す。

2棟を連結する「空中庭園展望台」と「連絡通路」

梅田スカイビルを構成する2棟は、最上部の「空中庭園展望台」と、22階部分の「連絡通路」によって連結され、一体的な建物となる。

この構成は、ある映画からインスピレーションを受けたという。

梅田スカイビルの発案

映画好きの原広司氏。

超高層ビルの大火災を描いたパニック映画「タワーリング・インフェルノ」を見てこのように考えた。

もし、隣のビルと繋がっていたら逃げられたのに、、、

この発想から、2棟を「空中庭園展望台」と「連絡通路」で連結する構成がとられた。

世界初の「リフトアップ工法」

特徴的な「空中庭園展望台」は、2つの棟を建てた後に空中庭園を地上で組み立て、ワイヤーロープで吊り上げる「リフトアップ工法」がとられた。

これは、世界初の試みとなり、この事例を皮切りに「東京スカイツリー」や「ナゴヤドーム」などの施工にも用いられた。

リフトアップ工法は、安全面、コスト面、工期面などにおいて最適な方法であった。

展望台に開く直径30mの穴

空中展望台は、中心に約30mの大きな穴が開けられているのが特徴的である。これは、、

  • リフトアップ工法を採用するにあたっての軽量化
  • 下階への採光を確保するため

などの実用面での理由が挙げられる。

一方で、「宇宙船が飛び立った跡」をイメージしたという、原広司氏による空想的形態でもある。

展望台へと伸びるエスカレーター

35階部分から39階(全40階)に伸びる斜めの構造体は、エスカレーターになっている。

この空間は、一直線に伸びるエスカレーターと、アーチ状の天井によってSF的な空間となり、展望台へのワクワクを強調している。

360度大阪の景色を一望できる「スカイウォーク」

穴が開けられた空中展望台は、外周を1周できる「スカイウォーク」となっている。

ここでは、空中散歩をしている気分で風を感じながら大阪の景色を眺めることができる。

ここでの夕方の景色は、「日本の夕日100選」にも選ばれ、多くの観光客が訪れるスポットにもなっている。

建築概要

  • 所在地:大阪府大阪市北区大淀中
  • 竣工 :1993年3月
  • 用途 :事務所、商業施設
  • 構造 :鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 高さ :173 m
  • 階数 :地上40階、地下2階
  • 設計 :原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
  • 施工 :竹中工務店、大林組、鹿島建設、青木建設などによる共同企業体

施設概要

以下は展望台について

大人4歳~小学生4歳未満
1,500円(障がい者750円)700円(障がい者350円)無料

最後に・・・

以上が梅田スカイビルの特徴でした。

2つの棟とそれを連結する空中庭園展望台による構成が特徴的な、魅力あふれる作品だったと思います

たけひこ
たけひこ

大阪に訪れる際は是非、梅田スカイビルに立ち寄ってみてください!!

ご覧いただきありがとうございました。

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