【建築紹介127】東京都現代美術館:柳澤孝彦

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東京都現代美術館とは?

photo by Kakidai/CC 表示-継承 4.0

東京都現代美術館は、江東区内にある緑豊かな都立公園「木場公園」の北端に建つ美術館である。

設計を務めたのは、2017年に逝去されるまで数多くの建築作品を手掛けてきた建築家「柳澤孝彦」。

広大な木場公園の自然を視線的に取り込みつつ、回遊的な動線による空間体験が魅力的な美術館となっている。

柳澤孝彦とは?

  • 1935 長野県に生まれる
  • 1958 東京芸術大学建築科卒業
  • 1958 竹中工務店入社
  • 1986 TAK建築・都市計画研究所を設立
  • 2017 逝去

柳澤孝彦は、竹中工務店に入社したのちに、独立して設計活動を行うようになったという特異な経歴の持ち主である。

代表作としては、「新国立劇場」「東京オペラシティ」「東京都現代美術館」などが挙げられる。

1986年、新国立劇場の国際コンペで最優秀賞に輝いたことをきっかけに独立し、生涯にわたり建築界に多大なる影響を及ぼした。

建築の特徴

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東京都現代美術館の建築的特徴としては、次のような点が挙げられる。

  1. 木場公園との繋がり
  2. 「3つの棟」と「リニアなエントランス」
  3. トラス構造とガラス
  4. 豊かな余白空間

木場公園との繋がり

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