みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。
今回は、チェコの首都であるプラハに建つオフィスビル「ダンシング・ハウス」の建築的特徴について解説していきたいと思います。
フランク・ゲーリーの代表作として知られる建築作品です。
是非最後までご覧ください。
ダンシング・ハウスの概要
![](https://takearch1894.com/wp-content/uploads/2023/12/24961843_m.jpg)
- 設計:フランク・ゲーリー
- 住所:チェコ・プラハ
- 竣工:1996年
- 用途:オフィス
ダンシング・ハウスは、1996年、チェコの首都であるプラハに建設されたオフィスビルである。
建築の設計は、アメリカを拠点に活動する世界的建築家「フランク・ゲーリー」が担当。
ダンシング・ハウスという名称は、建物正面に寄り添うように佇む2つの塔が、ダンスをする2人の人間のように見えることから名づけられている。
また、ゲーリーはこの建築を「CATIA」と呼ばれる、フランスの航空機制作会社が開発した3次元CADソフトウェアを利用して設計しており、最新の技術を導入することによって、脱構築主義建築を象徴するような歪んだ建築形態を作り出している。
プラハは、歴史的建造物が数多く立ち並ぶ地区として有名であるため、このような現代的かつ革新的な外観をしたダンシング・ハウスには批判的な意見も多く挙げられたが、今ではプラハのシンボルにもなっている。
ダンシング・ハウスの建築的特徴
フランク・ゲーリーの代表作
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ダンシング・ハウスは、アメリカを拠点に活動する世界的建築家「フランク・ゲーリー」の代表作の1つとして知られる建築作品である。
フランク・ゲーリーの代表作には、他にも「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」や「ゲーリー自邸」など、歪んだ形態を持つ作品が数多く挙げられ、脱構築主義建築家としても知られている。
そして、今回紹介するダンシング・ハウスもまた、脱構築主義の代表作として知られており、ゲーリーの設計スタイルを顕著に現わした作品となっている。
ダンスをするような2つの塔
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ダンシング・ハウスという変わった名称は、建物正面に佇む2つの塔が、2人の男女がダンスをするような形態に見えることから名づけられている。
ガラスで覆われ、滑らかな曲面を持った塔の方が「女性」。
その隣に、寄り添う形で力強く佇む塔が「男性」といったところだろうか。
このアイコニックな形態、そして水平垂直ラインを無視したような歪んだ形態は、フランク・ゲーリーに代表される脱構築主義の特徴を顕著に表現している。
脱構築主義の代表作
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脱構築主義とは、1980年代後半に登場した革新的な建築思潮である。
モダニズム建築が根底とした均質性や整合性などによる「建築の均質化」に異を唱える形で生まれた脱構築主義は、不整合・アンバランス・混沌といった、モダニズムとは対照的な特徴が現れている。
そして、そんな脱構築主義の代表作であるダンシング・ハウスも、ゆがんだ形態や水平垂直を無視した形態など、カオスチックな形態が特徴となっている。
上の写真を見てもわかる通り、窓の位置が上下左右にズレていたり、うねるような線が外壁に入っているなど、周囲の建物とは明らかに異なる外観を呈している。
最新ソフトを利用した設計
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フランク・ゲーリーは、ダンシング・ハウスの設計に「CATIA」と呼ばれるフランス航空機制作会社が開発した3次元CADソフトウェアを利用している。
この最新技術を応用することによって、人間がダンスをするような有機的な形態を持った建築を生み出しているのである。
チェコ・プラハの歴史地区に建つ現代建築
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実は、ダンシング・ハウスが建つチェコのプラハという街は、数多くの歴史的建造物が残る地区として有名である。
しかし、ダンシング・ハウスは、ここまで解説した通り、いびつな形態を持つ現代建築となっている。
この周囲の建物とダンシング・ハウスの外観のギャップに関しては、やはり批判的な意見が数多く挙げられているらしい。
しかし、今となってはプラハのシンボル的存在にもなっているため、一概に街並みにとって悪い建築だとは言えない。
フランク・ゲーリーの建築作品7選
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フランク・ゲーリーの作品集
![](https://takearch1894.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://takearch1894.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
今回はこれで以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。